論文の概要: Effect of an uniaxial single-ion anisotropy on the quantum and thermal
entanglement of a mixed spin-(1/2,$S$) Heisenberg dimer
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2107.14620v1
- Date: Fri, 30 Jul 2021 13:38:51 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-20 09:08:11.032268
- Title: Effect of an uniaxial single-ion anisotropy on the quantum and thermal
entanglement of a mixed spin-(1/2,$S$) Heisenberg dimer
- Title(参考訳): 混合スピン(1/2,$S$)ハイゼンベルク二量体の量子的および熱的絡み合いに及ぼす一軸単イオン異方性の影響
- Authors: Hana Vargov\'a, Jozef Stre\v{c}ka and Nat\'alia Toma\v{s}ovi\v{c}ov\'a
- Abstract要約: 反強磁性混合スピン-(1/2,$S$)ハイゼンベルク二量体(MSHD)の双極子絡みの研究には、厳密な解析的対角化が用いられる。
MSHDの反強磁性基底状態の最大の量子絡み合いは、任意の半負整数スピンが$S$であることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/
- Abstract: Exact analytical diagonalization is used to study the bipartite entanglement
of the antiferromagnetic mixed spin-(1/2,$S$) Heisenberg dimer (MSHD) with the
help of negativity. Under the assumption of uniaxial single-ion anisotropy
affecting higher spin-$S$ ($S\!>\!1/2$) entities only, the ground-state
degeneracy $2S$ is partially lifted and the ground state is two-fold degenerate
with the total magnetization per dimer $\pm(S\!-\!1/2)$. It is shown that the
largest quantum entanglement is reached for the antiferromagnetic ground state
of MSHD with arbitrary half-odd-integer spins $S$, regardless of the exchange
and single-ion anisotropies. Contrary to this, the degree of a quantum
entanglement in MSHD with an integer spin $S$ for the easy-plane single-ion
anisotropy, exhibits an increasing tendency with an obvious spin-$S$ driven
crossing point. It is shown that the increasing spin magnitude is a crucial
driving mechanism for an enhancement of a threshold temperature above which the
thermal entanglement vanishes. The easy-plane single-ion anisotropy together
with an enlargement of the spin-$S$ magnitude is other significant driving
mechanism for an enhancement of the thermal entanglement in MSHD.
- Abstract(参考訳): 正確な解析的対角化は、反強磁性混合スピン-(1/2,$s$)ハイゼンベルクダイマー(mshd)の2成分の絡み合いを研究するために用いられる。
一軸単イオン異方性の仮定の下では、より高いスピン-S$$S\!
>\!
1/2$のエンティティのみであり、基底状態の縮退2S$は部分的に持ち上げられ、基底状態は2倍の磁化で2倍縮退する。
-\!
1/2)$.
交換や単一イオン異方性に関わらず、任意の半陰電子スピンを持つMSHDの反強磁性基底状態において、最大の量子絡み合いに達することが示されている。
これとは対照的に、簡単平面の単イオン異方性に対して整数スピン$S$のMSHDにおける量子絡み合いの度合いは、明らかにスピン-S$の交差点を持つ傾向が増す。
スピンの大きさの増加は、熱的絡み合いが消失する閾値温度の増大にとって重要な駆動機構であることが示された。
スピン=S$スケールの拡大とともに容易平面の単一イオン異方性は、MSHDにおける熱絡みの増強のための他の重要な駆動機構である。
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