論文の概要: Thermal entanglement in conformal junctions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2312.08275v1
- Date: Wed, 13 Dec 2023 16:43:56 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-12-14 14:50:46.063638
- Title: Thermal entanglement in conformal junctions
- Title(参考訳): 共形接合における熱的絡み合い
- Authors: Luca Capizzi, Andrei Rotaru
- Abstract要約: 1+1次元境界共形場理論(BCFT)により記述された量子接合を考える。
解析は, 絡み合いの計算によって達成される有限温度での相関に焦点をあてる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We consider a quantum junction described by a 1+1-dimensional boundary
conformal field theory (BCFT). Our analysis focuses on correlations emerging at
finite temperature, achieved through the computation of entanglement measures.
Our approach relies on characterizing correlation functions of twist fields
using BCFT techniques. We provide non-perturbative predictions for the
crossover between low and high temperatures. An intriguing interplay between
bulk and boundary effects, associated with the bulk/boundary scaling dimensions
of the fields above, is found. In particular, the entanglement entropy is
primarily influenced by bulk thermal fluctuations, exhibiting extensiveness for
large system sizes with a prefactor independent of the scattering properties of
the defect. In contrast, negativity is governed by fluctuations across the
entangling points only, adhering to an area law; its value depends
non-trivially on the defect, and it diverges logarithmically as the temperature
is decreased. To validate our predictions, we numerically check them for free
fermions on the lattice, finding good agreement.
- Abstract(参考訳): 1+1次元境界共形場理論(BCFT)により記述される量子接合を考える。
解析は, 絡み合いの計算によって達成される有限温度での相関に着目した。
提案手法は,BCFT法によるツイスト場の相関関数の特徴付けに依存する。
我々は,低温と高温の交叉を非摂動予測する。
上記フィールドのバルク/境界スケーリング次元に関連するバルク効果と境界効果の興味深い相互作用が発見された。
特に、絡み合いエントロピーは、主にバルク熱ゆらぎの影響を受けており、欠陥の散乱特性に依存せず、大きなシステムサイズに対して広範囲性を示す。
対照的に、負性は絡み合う点のみのゆらぎによって支配され、その値は欠陥に非自明に依存し、温度が低下するにつれて対数的に発散する。
予測を検証するため,格子上の自由フェルミオンを数値的に検証し,良好な一致を求める。
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