論文の概要: Energetics of Fano coherence generation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2402.16056v1
- Date: Sun, 25 Feb 2024 10:42:51 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-02-27 15:32:49.712714
- Title: Energetics of Fano coherence generation
- Title(参考訳): ファノコヒーレンス生成のエネルギー学
- Authors: Ludovica Donati, Francesco Saverio Cataliotti, Stefano Gherardini
- Abstract要約: ファノコヒーレンス(Fano Coherences)は、非コヒーレントソースが消滅したときに形成される量子コヒーレンスである。
本稿では,ファノコヒーレンス生成の根底にある真に量子的な特性の存在を証明した。
また、ファノのコヒーレンスの生成が非無視可能な量の抽出作業につながる非平衡状態の存在を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: In a multi-level quantum system Fano coherences stand for the formation of
quantum coherences due to the interaction with the continuum of modes
characterizing an incoherent process. When the incoherent source vanishes, Fano
coherences tend to disappear. In this paper we propose a V-type three-level
quantum system on which we certify the presence of genuinely quantum traits
underlying the generation of Fano coherences. We do this by determining work
conditions that allows for the loss of positivity of the Kirkwood-Dirac
quasiprobability distribution of the stochastic energy variations within the
discrete system. We also show the existence of nonequilibrium regimes where the
generation of Fano coherences leads to a non-negligible amount of extractable
work, however provided the initial state of the discrete system is in a
superposition of the energy eigenbasis. We conclude the paper by studying the
thermodynamic efficiency of the whole process.
- Abstract(参考訳): 多レベル量子システムでは、ファノコヒーレンスは、非コヒーレント過程を特徴付けるモードの連続体との相互作用による量子コヒーレンスの形成を表す。
不整合源が消滅すると、ファノコヒーレンスは消滅する傾向がある。
本稿では,ファノコヒーレンス生成の根底にある真に量子的な特性の存在を証明できるV型3レベル量子システムを提案する。
我々は、離散系内の確率的エネルギー変動のカークウッド・ディラック準確率分布の正の損失を許容する作業条件を決定することによってこれを行う。
また、ファノのコヒーレンスの生成が非無視可能な量の抽出可能な作業をもたらす非平衡状態の存在を示すが、離散系の初期状態がエネルギー固有基底の重畳である場合も仮定する。
プロセス全体の熱力学的効率を調べた結果,本論文は結論に達した。
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