論文の概要: Equilibration of quantum cat states
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.04702v3
- Date: Wed, 17 Jun 2020 09:50:48 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-30 01:04:38.044881
- Title: Equilibration of quantum cat states
- Title（参考訳）: 量子猫状態の平衡
- Authors: Tony Jin
- Abstract要約: 猫状態で調製された孤立エルゴード量子系の平衡特性について検討した。
我々の主な結果は、平均的にデコヒーレンスが作用しているにもかかわらず、定常状態のゆらぎの強さで見える初期量子コヒーレンスが残されていることを示すことである。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We study the equilibration properties of isolated ergodic quantum systems
initially prepared in a cat state, i.e a macroscopic quantum superposition of
states. Our main result consists in showing that, even though decoherence is at
work in the mean, there exists a remnant of the initial quantum coherences
visible in the strength of the fluctuations of the steady state. We back-up our
analysis with numerical results obtained on the XXX spin chain with a random
field along the z-axis in the ergodic regime and find good qualitative and
quantitative agreement with the theory. We also present and discuss a framework
where equilibrium quantities can be computed from general statistical ensembles
without relying on microscopic details about the initial state, akin to the
eigenstate thermalization hypothesis.
- Abstract（参考訳）: まず,猫状態,すなわち巨視的量子重ね合わせ状態において作製された孤立エルゴード量子系の平衡特性について検討した。
我々の主な結果は、平均的にデコヒーレンスが作用しているにもかかわらず、定常状態のゆらぎの強さで見える初期量子コヒーレンスが残されていることを示すことである。
我々は、エルゴード系におけるz軸に沿ったランダム場を持つXXXスピン鎖上で得られた数値結果を用いて解析をバックアップし、理論と良好な定性的かつ定量的な一致を見出す。
また, 固有状態熱化仮説に類似した初期状態の微視的詳細を頼らずに, 一般統計アンサンブルから平衡量を計算できる枠組みを提示し, 検討した。
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