論文の概要: Ergotropy and entanglement in critical spin chains
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2207.13998v1
- Date: Thu, 28 Jul 2022 10:33:01 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-03 05:09:42.354635
- Title: Ergotropy and entanglement in critical spin chains
- Title(参考訳): 臨界スピン鎖におけるエルゴトロピーと絡み合い
- Authors: Bego\~na Mula, Eva M. Fern\'andez, Jos\'e E. Alvarellos, Julio J.
Fern\'andez, David Garc\'ia-Aldea, Silvia N. Santalla, Javier
Rodr\'iguez-Laguna
- Abstract要約: 半自由フェルミオン鎖の有界エネルギーは、鎖長で割られた絡み合いエントロピーの平方として崩壊することを示す。
この関係が全ての1次元臨界状態に対して成り立つと推測する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: A subsystem of an entangled ground state is in a mixed state. Thus, if we
isolate this subsystem from its surroundings we may be able to extract work
applying unitary transformations, up to a maximal amount which is called
ergotropy. Once this work has been extracted, the subsystem will still contain
some bound energy above its local ground state, which can provide valuable
information about the entanglement structure. We show that the bound energy for
half a free fermionic chain decays as the square of the entanglement entropy
divided by the chain length, thus approaching zero for large system sizes, and
we conjecture that this relation holds for all 1D critical states.
- Abstract(参考訳): 絡み合った基底状態のサブシステムは混合状態にある。
したがって、もしこのサブシステムをその周囲から分離すれば、エルゴトロピーと呼ばれる最大量のユニタリ変換を適用する仕事を抽出することができるかもしれない。
この成果が抽出されると、サブシステムは局所的な基底状態よりも若干の束縛エネルギーを含むようになり、絡み合い構造に関する貴重な情報が得られる。
半自由フェルミオン鎖の束縛エネルギーは鎖長で割られたエントロピーの2乗として崩壊するので、大きな系の大きさではゼロに近づくことが示され、この関係が全ての1次元臨界状態に対して成り立つと推測する。
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