論文の概要: Non-linear equation of motion for Page-Wootters mechanism with
interaction and quasi-ideal clocks
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2107.11452v1
- Date: Fri, 23 Jul 2021 20:34:04 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-21 03:03:49.183689
- Title: Non-linear equation of motion for Page-Wootters mechanism with
interaction and quasi-ideal clocks
- Title(参考訳): 相互作用と準理想時計を用いたPage-Wootters機構の非線形運動方程式
- Authors: Leandro R. S. Mendes, Frederico Brito, Diogo O. Soares-Pinto
- Abstract要約: 本研究では、非理想的量子時計との重力誘起相互作用に基づいて進化する混合状態系の運動方程式を提案する。
考察の結果,システムの初期条件に依存する非線形な運動方程式が得られた。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Among the many proposals to approach the concept of time in quantum theory,
the Page-Wootters mechanism has attracted much attention in the last few years.
Originally, such a mechanism explored a stationary bipartite non-interacting
global system, i.e., a system of interest together with an ancillary clock, to
determine how the evolution in time can emerge as an equation of motion for a
quantum particle conditioned to the measurement of the state of the clock.
After the seminal proposal, many variations of it were considered, and
different aspects of the mechanism were elucidated. Our contribution to these
investigations is that we analyze such a timeless approach to quantum theory
but deriving an equation of motion for a mixed state system that evolves
according to its gravitationally induced interaction with a non-ideal quantum
clock. The interaction considered is known to describe the gravitational
decoherence mechanism, and the clock model is the recently proposed quasi-ideal
clock, i.e., one constructed to approximate the time-energy canonical
commutation relation. As a result of our considerations, we obtained an
equation of motion that is non-linear in nature, dependent on the system's
initial conditions.
- Abstract(参考訳): 量子論における時間の概念にアプローチする多くの提案の中で、ページウーター機構はここ数年多くの注目を集めてきた。
もともとそのような機構は、静止二成分の非相互作用大域系、すなわち、時間的発展が時計の状態の測定に条件づけられた量子粒子の運動方程式としてどのように現れるかを決定するために、円周時計と共に関心のシステム(英語版)を探索した。
セミナルな提案の後、様々なバリエーションが検討され、そのメカニズムの異なる側面が解明された。
これらの研究への貢献は、そのような時間のない量子理論のアプローチを解析するが、非理想的量子時計との重力誘起相互作用に基づいて進化する混合状態系の運動方程式を導出することである。
検討された相互作用は重力デコヒーレンス機構を記述することで知られており、クロックモデルは最近提案された準理想時計である。
考察の結果,システムの初期条件に依存する非線形な運動方程式が得られた。
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