論文の概要: Dynamical bulk boundary correspondence and dynamical quantum phase
transitions in higher order topological insulators
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2305.06241v1
- Date: Wed, 10 May 2023 15:21:55 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-11 12:23:12.334481
- Title: Dynamical bulk boundary correspondence and dynamical quantum phase
transitions in higher order topological insulators
- Title(参考訳): 高次トポロジカル絶縁体における動的バルク境界対応と動的量子相転移
- Authors: T. Mas{\l}owski and N. Sedlmayr
- Abstract要約: 動的量子相転移は、リターンレートの臨界時に非解析性が生じるとき、量子系で起こる。
2次元トポロジカルバンド構造において、高次トポロジの可能な全ての形式を包含する最小モデルを考える。
DQPTは依然として発生しうること、またバルクギャップと境界ギャップを交差するクエンチに対して発生する可能性があることを発見した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Dynamical quantum phase transitions occur in dynamically evolving quantum
systems when non-analyticities occur at critical times in the return rate, a
dynamical analogue of the free energy. This extension of the concept of phase
transitions can be brought into contact with another, namely that of
topological phase transitions in which the phase transition is marked by a
change in a topological invariant. Following a quantum quench dynamical quantum
phase transitions can happen in topological matter, a fact which has already
been explored in one dimensional topological insulators and in two dimensional
Chern insulators. Additionally in one dimensional systems a dynamical bulk
boundary correspondence has been seen, related to the periodic appearance of
zero modes of the Loschmidt echo itself. Here we extend both of these concepts
to two dimensional higher order topological matter, in which the topologically
protected boundary modes are corner modes. We consider a minimal model which
encompasses all possible forms of higher order topology in two dimensional
topological band structures. We find that DQPTs can still occur, and can occur
for quenches which cross both bulk and boundary gap closings. Furthermore a
dynamical bulk boundary correspondence is also found, which takes a different
form to that in one dimension.
- Abstract(参考訳): 動的量子相転移は、自由エネルギーの動的アナログであるリターンレートにおいて臨界時に非解析性が生じるとき、動的に進化する量子系において起こる。
位相遷移の概念のこの拡張は、位相遷移が位相不変量の変化によって特徴付けられる位相相転移(英語版)(topological phase transitions)と接触することができる。
量子クエンチ力学に基づく量子相転移は、位相的物質において起こりうるが、既に1次元の位相的絶縁体や2次元のチャーン絶縁体で研究されている事実である。
さらに、1次元系では、ロシミットエコー自体のゼロモードの周期的な出現に関連して、動的バルク境界対応が見られた。
ここでは、これらの概念を、位相的に保護された境界モードがコーナーモードである2次元高次位相物質に拡張する。
2次元トポロジカルバンド構造において、高次トポロジの可能な全ての形式を包含する最小モデルを考える。
dqptは依然として起こりうること、バルクギャップとバウンダリギャップの双方を交差するクエンチでは起こりうる。
さらに、ダイナミックなバルク境界対応も見られ、これは1次元でそれとは異なる形式を取る。
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