論文の概要: Lack of symmetry restoration after a quantum quench: an entanglement
asymmetry study
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2302.03330v3
- Date: Mon, 5 Jun 2023 17:17:01 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-07 03:06:44.811668
- Title: Lack of symmetry restoration after a quantum quench: an entanglement
asymmetry study
- Title(参考訳): 量子クエンチ後の対称性回復の欠如:絡み合い非対称性の研究
- Authors: Filiberto Ares, Sara Murciano, Eric Vernier, Pasquale Calabrese
- Abstract要約: 我々は、傾いたN'eel状態から始まるXXスピン鎖の量子クエンチを、ポストクエンチハミルトニアンの$U(1)$対称性を明示的に破ると考える。
驚くほど驚くことに、$U(1)$対称性はアベリア以外の電荷の集合が活性化され、全て破壊されるため、大きくは復元されない。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We consider the quantum quench in the XX spin chain starting from a tilted
N\'eel state which explicitly breaks the $U(1)$ symmetry of the post-quench
Hamiltonian. Very surprisingly, the $U(1)$ symmetry is not restored at large
time because of the activation of a non-Abelian set of charges which all break
it. The breaking of the symmetry can be effectively and quantitatively
characterised by the recently introduced entanglement asymmetry. By a
combination of exact calculations and quasi-particle picture arguments, we are
able to exactly describe the behaviour of the asymmetry at any time after the
quench. Furthermore we show that the stationary behaviour is completely
captured by a non-Abelian generalised Gibbs ensemble. While our computations
have been performed for a non-interacting spin chain, we expect similar results
to hold for the integrable interacting case as well because of the presence of
non-Abelian charges also in that case.
- Abstract(参考訳): 我々は、傾いた N'eel 状態から始まるXXスピン鎖の量子クエンチを、ポストクエンチハミルトニアンの$U(1)$対称性を明示的に破ると考える。
非常に驚くべきことに、u(1)$対称性は、すべての電荷が壊れる非可換な集合を活性化するため、大々的に復元されない。
対称性の破れは、最近導入された絡み合い非対称性によって効果的に定量的に特徴づけられる。
正確な計算と準粒子画像の議論を組み合わせることで、クエンチ後いつでも非対称性の挙動を正確に記述することができる。
さらに、定常動作は非アベリア一般化ギブスアンサンブルによって完全に捉えられていることを示す。
相互作用しないスピンチェーンの計算は行われているが、この場合も非アベリア電荷が存在するため、積分可能な相互作用ケースについても同様の結果が得られると期待している。
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